みなさん、こんにちは!絶賛資産形成中のまっつんです。
みなさん、資産形成は順調に進んでいますか?小さい節約を積み重ねている方も多いと思いますが、手取り早くお金を貯められる再現性のある方法を知っていますか?
それは『社宅・社員寮のある会社で働く』です!
この条件を満たすだけで、蓄財のペースは格段に上がります。大企業で働かなくても大丈夫です!
実際に転勤で借上社宅を利用していた私の体験談を交えて、おすすめな理由を解説していきたいと思います。
ぜひ参考にいただき、資産形成の助力になれば幸いです。
社宅・社員寮とは?
社宅・社員寮は法人(会社)が保有する不動産です。
主に従業員に向け安価に賃借を行い、従業員の住環境を補助するといった役割を持ちます。福利厚生として設置している企業があり、設置していればこ求人広告に条件として掲載されていることも多いです。
社宅・社員寮の目的
・人事異動などを伴う従業員の住環境整備
・福利厚生として住居を安く提供することで、従業員満足度の向上、離職率低減
会社にとっても、借りる側にもメリットがある制度なんです。
ただし近年は保有・維持のコストがかかるため、廃止する企業も増えている印象です。
社宅・寮の種類
・社宅→会社が保有しており、格安で従業員に貸与。主に2人以上世帯向けに提供
・寮→会社が保有、主に単身世帯向けに提供。食事等が提供されることも
・借上社宅→会社保有ではなく、所有者は別にいるが、社宅として会社が借上げし、従業員に提供する
社宅・社員寮を利用するメリットとデメリット
社宅はとても借りる側にとってはメリットが大きいです。このパートではどのようなメリットがあり、逆にデメリットや注意点があるのか解説していきます。
社宅・社員寮を利用するメリット
1.安価に借りることができる!
これが最大にして、最高のメリットです。支出における家賃の割合はとても大きいです。
下記は20代の単身世帯の家賃になります。
出典 summo 20代社会人シングル男女の一人暮らしデータ2021
おおよそ6-8万円程度となっています。
これに対し、大卒の平均初任給はおおよそ20万円程度(手取りは約80%程度)と言われています。
約30%〜40%は家賃でなくなってしまうわけです。
これでは資産形成以前に日々の生活で精一杯になってしまいます。
そこで社宅があると、月数千円〜相場の半額程度で住宅に住むことが可能です。
まっつんの事例(業務用食品メーカーの場合)
・横浜市の勤務先から札幌市に転勤(借上社宅制度を利用)
家賃10万円までは自己負担3万円で入居可能、物件も自分で選ぶことができた
実質月7万円、年間100万円程度年収が上積みされている感覚
一人暮らしで家賃が月8万円であれば、支出はそれだけで年間100万円に迫ります。
一方で月1万円で住むことができる社宅があれば、年間10万円ちょっとで住居を確保できます。簡単な算数の話ではありますが、この差は資産形成ではあまりに大きいです。
この数万円を貯蓄、投資に回すことができれば、将来の結婚や子育てへの不安を大きく減らすことが出来ます。少なくともお金を理由に何かを諦めることはぐっと減るはずです。
2.自己所有ではないためメンテナンス・修繕はリスクなし
これも大きなメリットです。会社が所有している物件ですので、意図的な悪意のある破損等でなければ修繕に関しても会社のリスクでメンテナンスを行います。
住んでいる従業員は基本的に決まった賃料を払っていれば良いので、長期的に安心して住むことができます。
3.実質的な年収アップ
住居費にお金がかからないということは、支出が最適化され、趣味や投資など自分の関心があることにお金を使うことが出来ます。年収を上げなくても住み続ける限り得られる目に見えない利益なので、実質年収アップと言えるでしょう。
社宅・社員寮を利用するデメリット・注意点
1.会社の集合住宅だと定期的に大掃除やイベントなどがある可能性
会社所有の集合住宅だと、休日等に掃除などのイベントがあったり、場合によっては何かの担当を任されたりする可能性があります。また従業員同士の距離が近いので、これは良し悪しですね。
完全に会社から距離を置きたい人は注意が必要です。
2.年数制限、年齢制限がある可能性
会社によっては社内規約で入社から○○年まで、または満○○才で社宅を退去することと定めている場合があります。半永久的に利用できる制度ではないため利用する場合は社宅の利用規約を確認しましょう。
3.コスト削減で会社が制度そのものを廃止する可能性
不動産を所有するのは、会社にとって高コストです。固定資産税や修繕の面から考えると、
格安の賃料ではおそらく運営自体は赤字でもおかしくありません。
あくまで福利厚生の一環として設置しているため、将来にわたって制度そのものが続く保証はありません。なので社宅ありきで会社を選ぶのは注意が必要です。
社宅・社員寮を利用するにはどうすれば良い?
メリット・デメリットを理解したら、早速利用できるよう活動していきましょう!
1.社宅のある会社を探す
まずは就職・転職サイトの募集要項をチェックしましょう。
下記は三井住友海上の新卒採用の例ですが、募集要項の福利厚生欄に独身寮・社宅などと記載があれば利用できる可能性があります。
その他転職エージェントや大学のキャリアセンターなどでも情報を得ることは容易です。
2.面接時に社宅の利用条件を確認しましょう
利用条件は先ほど触れた、年齢や勤続年数のほかに、実家から勤務地までの直線距離など様々な条件があるため、面接が進んで内定が近づいた際に必ず確認を行いましょう。
※一次面接などでは福利厚生ありきと心証を悪くする可能性があるため、あまり積極的に伺うことはやめましょう。
3.入社したらすぐに入居開始に向け、手続きを行いましょう
社宅のある企業に内定したら、早速社宅入居への申し込みを行いましょう。
会社の申請書や誓約書にサインしたら、基本的には給料から天引きされるところが多いので
あとは会社にお任せしてしまって大丈夫です。不明点は人事総務の部署に確認を行ってください。
実際使ってみてどうだった?
私は2015年から2020年まで借上社宅制度を利用し、格安で住居を提供してもらっていました。
私が勤めていた会社では、新卒採用入社は入社時から借上社宅を利用可、中途採用者は転勤時より借上社宅を利用可能でした。私は中途採用者でした。食品メーカーはお世辞にも給料が高い業界ではないため、この制度を利用したくて札幌に異動願いを出して転勤しました。
借上社宅だと契約が法人であること以外は、個人で契約するのと変わりません。
【精神的には・・・】
家族形態に応じて間取りや住居のエリアも自由に決められたので、ストレスは全くありませんでした。何より新しい環境を自分で探せるのが楽しみな部分もありました。
【金銭的には・・・】
金銭面では年間で100万円近い補助が受けることができ、この浮いたお金を貯蓄に回し、2020年に中古分譲マンションを購入することもできました。
(実際には勤務先で借上社宅制度を廃止したことが大きいのですが・・・)
特に結婚前の比較的動きやすい独身時代には、転勤して新しい文化や視点に触れながら、社宅の恩恵も受けられるのでとても個人的にはおすすめです!
会社に住宅補助をしてもらいながら、長期旅行に行っているような感覚です😃
まとめ
ここまで社宅や寮がある会社で働くメリットや注意点について解説してきました。
・社宅は福利厚生として企業が従業員の満足度を向上させるための制度!
・従業員は社宅や寮を利用することで、住居費を抑え、資産形成スピードを上げることができる!
・入居には条件が伴うことが多いため、入社前に確認が必要!
支出の30-40%とかなりのウェイトを占める住居費を浮かせることができる社宅制度は、他の福利厚生とは恩恵が段違いです。
今後の就職活動や転職活動の際に入社する一つの判断材料になりうる制度だと思います。
ぜひ社宅・寮制度を活用して、資産形成スピードを上げていきましょう!
若い間に作った資産は複利でより大きくなります、今から意識していきましょう!
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