【米国高配当ETF御三家①】VYMの概要や分配金について詳しく解説

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こんにちは!絶賛資産形成中のまっつんです!

今回は高配当株ETF御三家の『VYM』について解説していきます!

このETFは超優秀なんです!記事を見た後皆さんきっと買いたくなるのではないかと思います(^^♪

それでは早速概要を見ていきましょう!

この記事でわかること

・VYMの基本概要

・VYMの過去の実績(設定来からの株価、配当金実績、増配率、投資セクター、投資割合)

・VYM投資のメリットやデメリット

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VYMの概要

2023年6月20日現在

VYMは、米国の大手資産運用会社「バンガード社」が運用しているETFになります。

運営会社バンガード
純資産総額約489億ドル
経費率0.06%
構成銘柄数466社
株価$1043.98
直近年間配当金(2022.9〜2023.6)$3.3356
分配金利回り約3.1%
2023年7月5日現在
ベンチマークと選定銘柄基準

このETFはFTSE ハイディビデンド・イールド・インデックス』との連動を目指します。

FTSE US All Cap インデックス(Large Cap、Mid Cap、Small Cap)の構成銘柄に該当する企業の中から下記を条件に銘柄を選定します。

1.不動産投資信託(REIT)は除外される

2.配当が現在支払われていない企業、並びに今後12ヶ月間配当が支払われない予定の企業も除外

3.時価総額が大きく、市場平均を上回る配当金を出すと予測される企業を選定

4.独自のスクリーニングを採用している

以上の条件に当てはまる企業で選定され、時価総額加重平均で組入を行います。

銘柄構成のリバランスは年1回で3月となっています。

長期的な配当金の増配・値上がり益の両方を狙える銘柄のため、高配当株投資家から人気の銘柄になっています。

直近5年間の株価チャート

出典bloomburgより 2023年6月20日時点

2020年に新型コロナウィルスで大きく下落しましたが、おおむね右肩上がりです。

2022年は米国の度重なる利上げがありましたが、現在は100~110$で推移しています。

VYMの分配金推移(設定来〜2023年6月まで)

設定来からの配当推移は以下の通りです。

年度3月6月9月12月合計
20060000.17500.175
20070.26800.29600.34600.44701.3570
20080.37100.37100.37100.33001.4430
20090.31000.28000.25700.32101.1680
20100.22900.27300.27600.31301.0910
20110.31000.33500.30700.37501.3270
20120.32800.37000.40300.49201.5930
20130.36100.41900.43700.53201.7490
20140.40100.47600.46900.56201.9080
20150.46200.56000.52800.59902.1490
20160.47800.57800.48300.66702.2060
20170.56000.59600.60200.64312.4011
20180.60840.63020.67180.73882.6492
20190.65160.62470.78640.77912.8418
20200.55440.83680.70530.80962.9061
20210.65640.75230.74880.93863.0961
20220.66220.84790.76720.97453.2518
20230.71720.87671.5939

年度毎の分配金利回りは下記のようになっています。

年度年末株価年間分配金利回り前年からの増配率
200651.710.34%
200751.102.66%
200833.604.29%6.3%
200938.003.07%-19.1%
201042.222.58%-6.6%
201145.262.93%21.6%
201249.383.23%20.0%
201362.322.81%9.8%
201468.752.78%9.1%
201566.753.22%12.6%
201675.772.91%2.7%
201785.632.80%8.8%
201877.993.40%10.3%
201993.713.03%7.3%
202091.513.18%2.3%
2021112.112.76%6.5%
2022108.213.01%5.0%
2023

配当金に関しては見事な右肩上がりですね!

実はVYMは2011年から2022にかけてまで12年連続増配を達成しています。

2023年も3月、6月は昨年同月比増配です(^^♪

VYMは3.6.9.12月と年4回の配当金を受け取ることができます。

VYMの上位構成銘柄 20社
順位銘柄ティッカーセクター投資比率
1エクソン・モービルXOMエネルギー3.28%
2ジョンソン・エンド・ジョンソンJNJヘルスケア3.18%
3JPモルガンJPM金融3.08%
4プロクター&ギャンブルPG生活必需品2.62%
5ブロードコムAVGO情報技術2.48%
6シェブロンCXVエネルギー2.27%
7ホーム・デポHD一般消費財2.25%
8メルクMRKヘルスケア2.17%
9ペプシコPEP生活必需品1.96%
10アッヴィーABBVヘルスケア1.90%
11コカ・コーラKO生活必需品1.81%
12ファイザーPFEヘルスケア1.67%
13マクドナルドMCD一般消費財1.64%
14ウオルマートWMT生活必需品1.62%
15シスコ・システムズCSCO情報技術1.59%
16バンク・オブ・アメリカBAC金融1.52%
17コムキャストCMCSA通信サービス1.28%
18テキサス・インストウルメンツTXN情報技術1.23%
19ウェルス・ファーゴWFC金融1.19%
20ヴェライゾンVZ通信サービス1.17%

出典 バンガード社VYMホームページより 2023.5.31時点

エクソンモービルやジョンソンエンドジョンソンなどの生活インフラ、金融のJPモルガンなど幅広いセクターに投資されていますね。

上位10社で25%、上位20社でも39.91%と幅広く分散されているのがわかりますね!

投資セクター
投資セクター投資割合
金融19.1%
ヘルスケア13.2%
生活必需品13.6%
エネルギー10.4%
資本財11.8%
一般消費財9.2%
公益事業7.9%
情報技術7.5%
通信・サービス5.0%
素材2.3%

景気敏感株の金融セクターが構成比率でトップとなっています。一方でヘルスケアや生活必需品、エネルギーといったディフェンシブ銘柄も上位に来ており、非常に攻守に万能な構成となっています。

権利落ち日・分配金(配当金)支払日
権利落ち日権利確定日支払日
2023年3月20日(月)2023年3月21日(火)2023年3月23日(木)
2023年6月20日(火)2023年6月21日(水)2023年6月23日(金)
2023年9月18日(月)2023年9月19日(火)2023年9月21日(木)
2023年12月18日(月)2023年12月19日(火)2023年12月21日(木)

権利落ち日の前営業日までに購入することで、配当金を得ることができます。

権利落ち日の購入では間に合いませんので注意が必要です!

支払日は『支払いを開始する日』なので証券会社ごとに振り込み日は異なります。

VYM投資のメリット・デメリット

メリット

1.12年連続増配という安定感!

→持っているだけで配当金が年々上がっていく安心感はとても心強いですね。配当系ETFを買う目的の一番はやはり配当を得ること!この軸が太いことが何よりのメリットですね!

2.構成銘柄の多さによる、バランスの高さ!

約400社への分散投資が可能であり、御三家のHDV(75社)、SPYD(80社)と比較すると価格変動リスクを抑えることができます!また上位銘柄への投資比率も3%前後となっており、上位依存になっていないことも強みですね!

3.圧倒的な経費率の安さ!

VYMの経費率は0.06%と格安です。100万円の投資で年間600円のコストで運用されます。投資をする上での固定コストになりますので、安価なのは投資家にとってはとても良い条件といえます。

デメリット

1.高配当ETF御三家の中では配当は控えめ

VYMの配当利回りは平均して3%(税引き前)です。

これはHDV(約3.5%)、SPYD(約4.5%)と控えめですね。短期的な保有だとこれらのETFと比較し配当金は少ない傾向と言えます。目先の配当も得たい場合は、HDV・SPYDも組み合わせ、利回りを上げる形で使うのが良いと考えます。

2.企業構成が成熟企業が多いため、株価上昇局面での反応はマイルド

VYMの構成銘柄は『配当が市場平均以上』です。

市場平均以上の配当を出すのは成熟企業が多い傾向にあります。

2010年以降の米国の株価を引っ張ってきたGAFAM+T(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン、マイクロソフト、テスラ)などの成長企業は配当金の額を抑えています。(または無配)

利益を更なる成長に向けた設備投資を行うためです。

このような成長銘柄は構成に含まれていないため、あくまで配当が中心である銘柄ということを

意識して保有することが大切です。

まとめ

・VYMは12年連続増配中の高配当ETFです。

・投資対象が約400社で幅広くのセクター分散が効いています。

・長期的には株価も堅調に推移しており、長期で保有するのに適した銘柄といえます。

メリットデメリットを認識したうえで、ぜひ配当金という不労所得を得てみましょう!

投資に対するモチベーションが大きく高まるとわたしは考えています!

楽しみながら資産形成頑張っていきましょう😊

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